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| 第2章 初心者 |
最初の半年間の練習は、「初心に戻る」。・・・この一言につきます。なにしろ半年間、曲という曲を吹いたことが一回もなかったんですから。イライラがたまり、ぶつかり合うこと数回・・・ 7月後半の合宿まで続きます。最初の3ヶ月、合奏でやること=Bスケールを合わせること。・・・以上。毎週、ユニゾンばかり合わせていました。よく飽きなかったもんだとあきれてしまいます。
そんな状況でもめげなかったのには、理由があります。それはあまりにも下手だったから。ユニゾンすら合わないことに嫌気がさし、腹を立て、めげたり意地になったり・・・。でも、その半年でわかったことがあります。・・・皆、とても意地っ張り。これは大きな財産でした。
5月にはもう1人Tpを加え、和音の練習に入りました。(♭B、♭E、Fのメジャー3つのみ。)もちろん、ユニゾンが合うまでは先に進みません。(とはいっても、自分たちの分かる範囲内でのお話ですが。)さらに3ヶ月が過ぎ、7月には基礎合宿を苗場で開くことになるのです。その合宿は、8人のメンツのうち3人が母校とする、S高校の合宿に便乗する形で行われました。先輩のプライドもあります。
まずは半年間の目標の集大成です。「ユニゾン」を合わせること。「和音」になれること。そして、なにより8人の音を「混ぜる」こと。実はここではじめて「曲」を吹くことになります。簡単なマーチと、讃美歌なんですが・・・ 基礎が身についていれば、せめてやってきたことはできるはず。・・・どうやら練習の甲斐はあったようです。私たちの節目の一つとなる出来事となりました。半年間の基礎練習、それは音楽生活14年の私にとっても大きな節目です。僕らは顧問の先生のお言葉を土産に帰路につきました。なぜか下の道で。(笑)
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